2020年度(令和2年度)診療報酬改定の項目を一覧できるよう箇条書きにしました
詳細がある場合はリンクを張って更新していきますね。
実際は結構大きい項目がありますので要チェックです。
「こういうのが欲しかった!」
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看護必要度関連
・ABC項目の見直し
・A1点B3点+B14・B15の廃止、認知症ケア加算で評価
・看護必要度1においても一部を会計情報を使用
・400床以上の病院で看護必要度2を義務化
・重症患者割合の基準値見直し
・特定機能病院の基準値見直し
・特定機能病院で回リハと小児医療管理料5の届け出を不可に
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【令和2年度診療報酬改定】看護必要度、看護師は楽になるのか!?
看護必要度はやはり厳格化の方針 B項目 基準2(B14かB15に該当&A1点以上&B3点以上)を判定基準から除外 平成30年度改定で追加されたこ ...
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地域包括ケア病棟関連
・400床以上の病院で自院の一般病棟からの転棟割合の上限を6割に
・400床以上の病院で地域包括ケア病棟の新設を不可に
・DPC入院料算定病棟から地域包括ケア病棟へ転棟した場合でもDPC期間2までの包括点数を算定
・地域包括ケア病棟入院料1・3で自宅等からの入院患者割合引き上げ(10%以上→15%以上)
・地域包括ケア病棟入院料1・3で自宅等からの緊急患者の受入人数引き上げ(3ヶ月で3人以上→3ヶ月で6人以上)
・地域包括ケア病棟入院料1・3で在宅医療等の提供の要件引き上げ
・リハビリの必要性を患者に説明する義務を設ける
・入退院支援等部門設置を努力義務から義務化
・ACPを全病棟で義務化
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【令和2年度診療報酬改定】総合病院の地域包括ケア病棟はどうなるのか
地域包括ケア病棟って? 2014年度の診療報酬改定で急性期の病態を過ぎた患者、または地域の在宅・施設におり急性期に入るほどではないが病状の悪化した患者など、病院や周辺地域の状況に合わせて ...
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回復期リハビリテーション病棟関連
・FIM評価結果の患者への提示を義務化(適正性確保)
・リハビリ実績指数の基準値見直し(入院料1・3・5)
・管理栄養士の配置(入院料1で義務化)
・回復期リハビリテーション病棟56でデータ提出加算を要件化(経過措置あり)
療養病棟関連
・200床未満の療養病棟でデータ提出加算を要件化(経過措置あり)
・IVHを必要とする状態に該当するか毎月末に診療録に記載
・長期間IVHの感染リスク、IVH以外の胃ろう腸ろうなどの選択肢を患者や家族に説明
・経過措置2の廃止と経過措置1の減算拡大(10%減→20%減)
特定集中治療室管理料関連
・SOFAスコア測定を義務化
・専門看護師配置の経過措置廃止、配置の基準は緩和(2名で週20時間配置で可とする)
・管理栄養士による48時間以内の介入を評価(早期栄養介入管理加算400点×7日間算定可能)
総合入院体制加算
・小児科産科の標榜要件を「地域医療構想調整会議の合意」をもって免除
・医療従事者の負担軽減の選択項目を追加
救急医療管理加算
・点数の引き上げ
・重症度スコアの記載と入院後3日以内の主要な検査、画像診断、処置、手術をレセプトに記載
・救急車等年間1000件以上の医療機関に対して救急搬送看護体制加算1(400点)を新設(従前は加算2へ)
働き方改革関連
・救急車等受入2000件以上、勤務医の負担軽減に資する体制整備を要件に地域医療体制確保加算(入院日520点)を新設
・医師事務作業補助体制加算の強化
・病棟薬剤業務実施加算の要件緩和、対象病棟の拡大
・薬剤管理指導料の要件緩和
・麻酔管理料2において特定行為研修修了看護師の活用
入退院支援加算関連
・専従専任要件の緩和、常勤換算を認める
・入院時支援加算1(230点)を新設、従前の加算200点は加算2へ
その他
・超急性期脳卒中加算の点数引き上げ(10800点→12000点)と施設基準緩和
・条件が整っていれば入院時食事療養等にかかる帳票の紙保管を不要とする
・療養就労両立支援指導料の見直し
・質の高い化学療法に向けて連携充実加算(150点、月1回)の新設
・いわゆる紹介状の返事と共に情報提供する場合の診療情報提供料3(150点)を新設
・妊婦加算はひとまず廃止とし、次回以降の改定で代わる項目を検討
・紹介状なし受診の特別負担領収義務の対象となる病院の拡大(400床以上の地域医療支援病院→200床以上の地域医療支援病院)
・ロボット支援下内視鏡手術の対象術式拡大(現状、点数は変わらない)
自分の病院で取れるものは確実に取れるよう準備を進めましょう!