栗の街として全国的に有名な、長野県小布施町の老舗和菓子店「小布施堂」。 そこの銘菓「栗鹿ノ子羊羹」をいただく機会があったのですが、これがもう「これまでの栗羊羹の概念がひっくり返るレベル」で美味しかったので、興奮冷めやらぬままレポートします。
栗スイーツ好き、和菓子好きなら、人生で一度は食べるべき感動の逸品です。
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■ 期待値を跳ね上げる「開缶の儀式」
まず目を引くのが、上品な赤地に栗のイガや葉がデザインされた美しいパッケージ。 手に取った瞬間に「あ、これ絶対美味しいやつだ」と確信させてくれる佇まいです。

箱を開けると、中から現れたのは神々しいゴールドの缶。 そして、何やら見慣れないシルバーの小さな金属パーツが添えられています。

そう、これは知る人ぞ知る、缶の側面をキコキコと巻き取って開けるタイプの「開缶用カギ」なんです。
箱の裏面にある「あけ方」の説明をじっくり読みながら、手を切らないように慎重にカギを回していきます。

最近はパッカンと開くイージーオープン缶ばかりなので、この「わざわざカギを使って開ける」というひと手間が、これから現れる極上スイーツへの期待感をいや増してくれます。
ちなみに我が家の場合、子どもたちに見つかったら「僕がやりたい!」「ずるい!」と大喧嘩になるのが目に見えているので、今回は夜中に大人の特権としてこっそり開封しました(笑)。
■ 栗の海に、ほんの少し寒天が寄り添っている状態
缶からつるんと取り出し、お皿に乗せた姿がこちらです。

見てください、この圧倒的なビジュアル。 一般的な栗羊羹って、黒い小豆羊羹の中に、黄色い栗がポツポツと顔を出すイメージですよね。
でも、小布施堂の栗鹿ノ子羊羹は完全に次元が違います。 もはや「栗の海に、ほんの少しの寒天が寄り添っている」というレベル。上からも横からも、大粒の栗がこれでもかと透けて見えています。
■ どこを切っても「端っこ」が存在しない贅沢さ
さっそく包丁を入れて、断面を見てみるとさらに驚かされます。

どこをどう切っても、大粒の栗甘露煮がぎっしり。 「端っこのパーツだから栗が入っていない」なんていう悲劇は、この羊羹には1ミリも存在しません。どこを食べても一等賞です。
それもそのはず、原材料名を見てみるとその理由に納得します。

「栗甘露煮、砂糖、栗、寒天」。以上。 そう、小豆が一切使われていないんです。ベースの羊羹部分すらも、栗と砂糖と寒天だけで作られた「純度100%の栗羊羹」なのです。
■ 濃厚な栗を“凝縮”して食べているかのような幸福感
一口食べると、お口の中が完全に栗一色に染まります。
ねっとりとした上品な甘さの栗餡(羊羹部分)と、ほっくりとした大粒の栗甘露煮。それぞれの食感と香りのコントラストが絶妙で、噛むたびに幸せが押し寄せてきます。
小豆の羊羹とは全く違う、まさに「美味しい栗の美味しいところだけを極限まで凝縮して食べている」かのような贅沢感です。
濃いめに淹れた緑茶との相性が抜群なのは言うまでもありませんが、ブラックコーヒーや、ちょっと気取ってウイスキーなどのお酒のアテにしても最高に合うと思います。日々の激務や家事で疲れた脳と体に、この上質な甘みがじんわりと染み渡ります。
■ まとめ
小布施堂の「栗鹿ノ子羊羹」。 お値段は一般的な羊羹に比べると少し張るかもしれませんが、この溢れんばかりの栗の量とクオリティを考えれば、むしろコスパが良いとすら思えてくる満足度です。
自分への特別なご褒美にはもちろん、お中元やお歳暮、大切な方への手土産にすれば、箱を開けた瞬間から食べる瞬間まで、確実に喜ばれること間違いなしです。
贅沢すぎる栗の暴力、ぜひみなさんもお取り寄せなどで体験してみてください!